マーケティングコラム

住宅用照明もカラーの時代 – マルチカラーLEDシーリングライト

本年3月に発生した東日本大震災を契機に、日本中に「節電」の意識が急速に広まった。家電量販店の生活家電コーナーには、従来の蛍光灯や白熱球よりも消費電力が少ない「LED」の照明商品が並び、売れ行きも好調のようだ。実は我が家、オール電化で省エネ設計かと思いきや、よくよく考えたら60Wのレフランプが装着されているダウンライトが26か所もあった。1日6時間、1か月30日間点灯すると電気料金は照明だけで約8千円。そこで先日、すべての照明のLED化に踏み切った。LED電球ひとつあたり2,700円、26球で計7万円の投資だが、毎月かかる電気代は約1/6になる。約1年で元が取れる計算だ。

さて本題。上の写真は、つい先月(2011年11月)東芝ライテックから発売された「マルチカラーLEDシーリングライト」という住宅用照明器具だ。通常、LEDシーリングには調光(明るさの調整)機能がついており、上位機種になると蛍光色と電球色、二種類のLEDを備えた「調色」が可能なものもある。本商品は蛍光色と電球色のLEDに加え、RGB(三原色)のLEDを内蔵し、計3,250色もの光色が選択できるという「マルチカラーLED」が売りの新商品。静寂のひとときは青色、涼しさを演出する水色、ムードあるディナー時におすすめのオレンジ色、アロマキャンドルを灯すような神秘的な紫色など、そのときの気分やシーンによって好みの色調で空間を演出できる、というものだ。

本商品はメーカー設定価格で約13万円、ネット通販で最安6万円程度と、シーリングライトにしては高額な部類に入る。家電量販店関係者によると、TVCMの効果もあってのことなのか、発売直後から指名買い客が多いとのこと。早速我が家にも導入してみたが、たしかに気分がいい。「夜暗くなったからあかりをつける」という必要機能を備えながらも、リモコンのボタンひとつで、自宅のリビングがおしゃれなレストランやバーのような空間へと変化する。これはしばらく楽しめそうだ。

なぜ、今これが売れているのか。ビジネス総合誌プレジデントが2011年6月に行ったアンケート調査では、「大震災後に見られた仕事観の変化」において、全回答者の69.2%が「家族と過ごす時間が増えた」と回答している。滞在時間が増えた自宅で、大切な家族と気分よく過ごしたい、という生活者の思いが、本商品の指名買いにつながっているのかもしれない。

節電意識の浸透によって、街のあかりは少し寂しくなったかもしれないが、家族のあかるい笑顔を生み出すようなこの商品、今後の売れ行きに期待が持てそうだ。

 

はてなブックマーク - 住宅用照明もカラーの時代 – マルチカラーLEDシーリングライト
このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip

マーケティングコラム一覧へ

モバイル

ページTop

  • 株式会社D.P.EYE
  • 〒370-3574 群馬県前橋市清野町6-3/2F
  • TEL.027-256-8456

Copyright© D.P.EYE Co., Ltd. All Rights Reserved.