多くの笑顔を生み出すラーメン通販サイト「宅麺.com」
人気店のラーメンをそのまま冷凍にして自宅へ届ける「宅麺.com( http://www.takumen.com/ )」という通販サイトが人気だ。
サイトをのぞいてみると、日本全国約70店もの人気ラーメン店の看板商品がずらりと並んでいる。昨年7月にオープン、直後からTwitterなどのソーシャルメディアで火がつき、現在の会員数は約7,000人。利用者層は20~30歳代の男性が中心だが、主婦や中高年女性の利用も増えているそうだ。運営はグルメイノベーション株式会社、井上琢磨社長はIT業界出身、パートナーの野間口兼一取締役は飲食業界出身と、まさに「ITと飲食が融合」したベンチャー企業だ。
ラーメンの通販、それだけを聞くと目新しさは感じないが、宅麺最大の特徴は「ストレートスープ」にこだわっている点。従来からあった生麺タイプのラーメンは、濃縮されたスープをお湯で薄めて調理するものが主流であったが、宅麺.comで販売しているラーメンのスープは、店舗の厨房で仕込んだものを濃縮せずに冷凍したストレートタイプ。麺も同様で、店舗で提供している生麺を冷凍して配送しているため、自宅でお店さながらの本格的な味が楽しめる。私も実際に購入、数種類を試してみたが、どれも店舗の味とほぼ同等レベル。その再現性の高さに驚いた。
流通方法は、同社が契約ラーメン店に包装資材を提供、店舗は作りたてのスープと麺を袋詰めして冷凍し、同社の配送センターに納入する。一旦同社の倉庫を経由することで、会員は何種類かの店舗の商品を購入しても、1配送分の送料で済むという。冷凍食品ではないため大量生産はせず、常にバックオーダーを抱えながら、入荷次第発送している。商品到着まで多少待つこともあるが、「味へのこだわり」「お店に負担をかけない」ことを優先した結果だ。
宅麺を利用すれば、行列が絶えない人気店のラーメンであっても、店頭に並ばずに自宅でゆっくり食べることができる。並ぶのが面倒な人だけではなく、妊娠中や子育て中でも「おいしいラーメンが食べたい」という女性の潜在ニーズを喚起した点も、人気サービスになった所以であると言える。
当社も福利厚生制度の一環として、会社で宅麺を楽しめる「オフィスde宅麺」というサービスを導入した(導入時の当社リリースはこちら)。宅麺で販売されている商品は平均1食800円程度だが、当社の場合、社員の自己負担額(残業時1食200円、昼食など残業外は1食400円)との差額は会社で負担している。昼食時に社外に出ることの少ない内勤者や、普段ひとりでラーメン店に行きにくい女性スタッフの利用率も高く、また来客にも好評だ。
おいしいものを食べると、人は「笑顔」になる。人気ラーメン店に行きたいのに行けなかった、食べたいのに食べられなかったという、より多くの人の「笑顔」を生み出したこのサービス、今後も期待大だ。






