SIMロックフリー版iPhone4をtalking b-microSIMで使ってみる
まず上の写真、iPhone4の画面左上に表示されている「NTT DOC…(DOCOMO)」の文字に注目して欲しい。
日本のソフトバンクショップやアップルストアで購入したiPhone4であれば、ここに通信キャリアを示す「Softbank」が表示されているのだが、このiPhone4は香港から取り寄せたSIMロックフリー版。この端末に日本通信(b-mobile)の「talking b-microSIM」を挿入すると、docomoのFOMAネットワークでiPhone4を使うことができる。勿論日本国内で、だ。
通常、日本国内におけるiPhoneの販売はソフトバンクモバイルが行っており、端末にSIMロックがかかっているためソフトバンク以外のキャリアで使うことはできない。近年、ソフトバンクのサービスエリアも急速に拡大しており、ソフトバンクWi-Fiスポット(公衆無線LANサービス)も提供しているため、都市部で利用する分にはあまり不便さは感じない。しかしながら、地方都市や山間部、高層ビルの上層階などでは依然FOMAネットワークのほうがよくつながる。
SIMロックフリー版のiPhone4は、香港やタイなど「キャリア限定のロック」をしていない国で購入することが可能だ。海外版iPhone4であればどこの国でもSIMロックフリー、というわけではなく、むしろ日本と同様にキャリアを限定して販売している国のほうが多い。価格は香港の正規代理店で購入した場合、32GBモデルが5,888HKD(2010年10月21日現在のレートで約61,600円)。日本に居ながらにして手に入れたいのであればネット通販を利用するとよい。現地業者から国際宅急便で取り寄せる方法のほか、既に日本に輸入されている端末を日本の業者から購入する方法もある。それぞれで価格は異なるが、概ね8万円から10万円程度が相場のようだ。
そしてb-mobileの「talking b-microSIM プラチナサービス」は、SIMロックフリー版のiPhone4をFOMAネットワークで使用可能にする通信サービスだ。月額基本料6,260円でデータ通信使い放題、音声通話も可能で1,050円分の無料通話が含まれている。データ通信の速度に制限はなく、アプリケーションごとに自動で最適化して快適に使える速度で提供しているそうだ。なお同社従来品でデータ通信専用の「b-microSIM U300」は、1か月使い放題で2,980円、1年使い放題で29,800円と手軽な価格で利用できるものの、通信速度は300Kbps(ベストエフォート)に制限されている。
実際に使ってみたが、SafariでのWeb閲覧、App Storeからのアプリダウンロード、YouTubeでの動画閲覧、Ustreamでのライブ配信、GoogleMapの表示とも快適に利用できた。下りの通信速度は安定して平均700Kbps以上出ており、ソフトバンクの3Gネットワークと比較しても遜色ない。サービスエリアは当然大満足、テザリングにも対応している(300Kbps)。ただし、FaceTimeやMMSなどソフトバンク版にある機能で一部使えないものもある。またFOMAネットワークを利用するものの、docomo.ne.jpのメールアドレスは付与されない。
この組み合わせ、端末価格や機能制限の面からすべての人におすすめとは言い切れないが、「好きな端末を、好きなキャリアで」という新しい流れを加速させる、大変興味深い選択肢だと思う。






